60歳で辞める!

50代半ばのサラリーマンが60歳で退職するまでの日々を綴ります。

夢の代償

早期退職できない理由はただ一つ、お金です。うちが資産家だったり、嫁さんがびっくりするほど稼いでくれてるなら、きょうにでも退職届を出します。

 

ポンと会社を辞めるのに必要かなと思っている金額はざっと3億円です。たぶん1億円でも老後は乗り切れるんでしょうが、もう少しあった方が楽しく過ごせそうだからです。会社で大出世をして役員になったとしても、その金額はもらえないでしょうし、そもそも大出世がありません。だから、毎週末にtoto bigを買っているのです。

 

ネット決済で自動更新なので、それほど大きな額ではありませんが、毎週末にtoto bigにお金を使っています。当たるわけないことは分かっています。でも、6億円の夢を見るのはこの方法しかないのです。夢の経費なので無駄遣い度は思っていません。

 

ただ残念なのは、ときどき当たってしまうことです。日曜の夜に「当選しました」メールが来るのです。決してイタズラでも詐欺のメールでもありません。ちゃんと運営側から送られたメールなのです。ここで僕は少し夢を見ます。上司に退職を切り出して、あのクルマを買って…。でも、そんなことはできないことはわかっています。メールのリンク先で確認しても6等570円しか当たってないのですから。こうして「ないよな」と諦めつつも「ひょっとして」とぬか喜びさせられるわけです。

 

6億円しか眼中にありませんので、仮に100万円当たってもガッカリするかも知れません。何とも悲劇的な夢の代償です。