60歳で辞める!

50代半ばのサラリーマンが60歳で退職するまでの日々を綴ります。

ゴルフとサウナ

趣味は?と尋ねられたら、「第一にゴルフ、第二にサウナ」と答えています。どちらもオッサンくさい趣味ですが、ある点で真逆だと思っています。

 

ゴルフには人生の縮図のような側面があります。ナイスショットと思ったボールがOBになったり、ミスショットがピンにからんだりと、自分の思惑とは違う展開になることはしばしばです。他人とスコアを競うゲームですが、実はコースとの戦いであったり、自分との戦いであったりもします。1ショットごとにさまざまな決断をし、長い18ホールの浮き沈みにどう対応して、スコアをまとめるかというあたりは人生そのものです。

 

一方のサウナは「人生を忘られること」が魅力だと感じています。日々のストレスや嫌な記憶が汗となって流れていきます。限界まで耐えた身体を冷えた水風呂に落とすと、意識が遠のいて脳の中がリセットされる感覚になるのです。ドラマのように「整う」経験はありませんが、週に1度はサウナに行かないとウズウズしてくるのです。

 

人生を意識する趣味と人生を忘れる趣味。その両方があるから、何とか会社を辞めずにいられるのかも知れません。ちなみに、ゴルフ場のお風呂にサウナが付いていることがありますが、あれはいけません。その日のラウンドを振り返ればいいのか、忘れてしまえばいいのか、混乱してしまいます。