60歳で辞める!

50代半ばのサラリーマンが60歳で退職するまでの日々を綴ります。

走りながら考えること

結局、55歳で会社を辞めることを諦める自分。経済的な問題以上に、家族の理解が得られないというのが大きい。嫁さんも息子も、ただただ働くのが嫌で会社を辞めたいと思う僕が怠惰だと考えているからだ。まあ、その通りなんだけど。

 

最近、隔日で早朝のジョギングを始めた。家の周辺を4キロ、時間にして30分弱になる。それほどスピードを上げているわけではないものの、やっぱり走っていると息が上がって歩きたくなる。そんなときに考えるのが「残り何分のいくらか」ということ。だいたいの目安だが、半分くらい走ったとか、残り3分の1だとかいうのはわかるので、それが小さくなっていくことだけを楽しみに、あと少しだけ頑張ろうと堪えるのだ。

 

会社人生もまさに同じ感じ。およそ残り6分の1だから、何とか定年まで耐えようという気力が続いている気がする。そしてジョギングの心持ちと共通するのは、無になっていると楽になるということ。そんな残り距離のことなど考えずに、頭が空っぽになっていると苦しく思わないのだ。夢中で仕事してるときは、しんどいけれど苦しくはないという不思議な境地になるものだ。あと5年ほどのサラリーマン人生、そういう時間を少しでも増やしたいものだ。