60歳で辞める!

50代半ばのサラリーマンが60歳で退職するまでの日々を綴ります。

不倫をしない理由

某グルメお笑いタレントのゲス不倫報道、ようやく落ち着いてきた感じですが、発覚から数日はテレビでもネットでもうんざりするくらいこの話題で溢れていました。ひと昔前なら、芸人の浮気なんて「芸の肥やし」で片付けられていたのに他人に厳しい世の中になったもんです。

 

さて、そういう僕は不倫をしたことがありません。こんなところで嘘を書いても仕方ないので、ホントにしたことがありません。その理由について考えてみました。

 

(1)妻を愛していて、その妻を悲しませるようなことはできない

(2)不倫のように人の道を外れた行為はしたくない

(3)イケてない妻帯者の僕にはそういう機会がなかった

(4)仮に機会があっても踏み切る勇気がなかった

(5)面倒なことを起こしたくない

(6)不倫するような金も時間もない

 

以上のような理由が考えられますが、僕の場合はそのどれにも当てはまる気がします。心の中のウエイトは自分では判断できませんが、それなりの倫理観と環境が整わなかったラッキー(あるいはアンラッキー)が入り混じっての今の自分なんだと思います。

 

いずれにせよ思うのは、不倫をする男はマメだということ。女性を振り向かせるテクニックを磨くことは、お客さんのハートを掴むことにも通じると思うのです。だからこそ芸能人としてのスキルも上がるような気もします。でも、「その道」を進むならば一生を誓う女性などは作らずに、生涯シングルを貫くくらいの覚悟が必要なのかもしれませんね。

人生のスイッチ

人生の大事な場面などで「スイッチが入った」という表現を使うことがありますが、ホントにスイッチが欲しいと思う、きょうこの頃です。それもトップギアに入る「やる気スイッチ」だけでなく、家電製品のように電源が切れる「スイッチオフ」機能もあればいいなと思うのです。

 

一番シンプルなのは、夜なかなか眠れないとき。翌朝ゴルフなどで早く起きなければならないときなど、焦りからか余計に眠れなくなります。どこかのスイッチを押せば睡眠に落ちていければどんなにか楽でしょう。

 

スキップ機能も欲しいところです。「この1週間、キツい仕事が続く」なんてときに「1週間スキップ」ボタンを押せば、仕事から解放された楽な自分にタイムスリップできるというものです。人生のおいしいところだけを歩ける機能といったところでしょうか。

 

もちろん最後は電源オフのスイッチ、人生の終わりを自分で決めることができるスイッチです。苦しまずにあの世に行くことができます。このスイッチが実装されると、そのくらいの人が自殺してしまうんでしょうか?こんなくだらない妄想をしながら、きょうも思い通りにならない一日を過ごすことになります。

老いの自覚

50歳を過ぎたというのに、自分がオッサンになったなあと感じることはそれほどありませんでした。確かに夜更かしは堪えるし、筋肉痛も3日ほど遅れてやってきますが、それは40歳くらいには始まっていたことなので、今さらという感じなのです。ゴルフの飛距離もそれほど落ちたということもなく、何とかキープできているつもりだったのです。

 

オヤジになったなと思うようになったのは、体力というよりは精神的な部分です。世間で面白いとされていることにちっとも興味がわかなくなったのです。ヒカキンに代表されるユーチューバー、何が面白いのかよくわかりません。YouTube自体はよく見るのですが、その多くはテレビの過去素材、やっぱり僕にとってはテレビこそが娯楽の王道なのです。今でこそコンプライアンスでがんじがらめになった放送業界ですが、昭和のテレビ番組は視聴者の想像を超える笑いが満載でした。

 

いつ頃から若い人の笑いについていけなくなったのか考えてみたら、「バズる」という言葉が使われ出した頃からだと気付きました。旬のエンタメにバズらなくなった僕の感覚、やっぱり現役ではないことを自覚せねばならないようです。

丸刈りに出戻り

コロナのせいで外出を控えていたこともあり、3か月くらい髪を切っていません。薄毛が目立つようになった40歳以降、ずっと丸刈りにしていましたが、これだけ長期間にわたって髪を伸ばすと「このまま伸ばして長髪に戻そうか」なんて思ったりもします。

 

それでも、さすがに伸び放題にしていたので「散髪に行って裾くらいスッキリしてもらうわ」と嫁さんに話したところ、いつも通り丸刈りにせよとの指示が。今さら長髪はおかしいのだそうです。髪型の自由すら奪われた中年男、定年後はさらに立場が弱くなりそうです。

数年なかった「雨のゴルフ」

近畿地方が梅雨入りしました。この前の土日に連チャンでゴルフに行っててよかったと思いつつも、これからは雨のゴルフになるなと憂鬱な気分になったりします。

 

会員権を購入してからは、そのコースはいつでも行けるしキャンセル料もかからないということで、ラウンド当日に雨が降っていたらフロントに電話して「すいません、きょうはキャンセルで」で済ませていました。なので、ラウンド中の天気急変以外は雨の中でプレーすることはなくなっていたのでした。ところが、メンバーになっているゴルフ場で入会している親睦団体の幹事にこの春からなったため、雨でもゴルフ場に出向いて月例のコンペの仕切りをしないといけないのです。結果的にメンバーが集まらず流れることがほとんどですが…

 

思えば、年に1~2回しかゴルフをしなかった頃はキャンセルなんてありえない行為でした。「雨か、残念だな」と言いながらもカッパを来て緩まないようにグリップを握りしめるのでした。視力矯正のレーシック手術を受けたのも、この雨ゴルフでメガネに水滴が付くのが嫌だったというのもあります。そんな経緯を思い出しつつ、「雨のゴルフもまた愉し」と気分を変えて梅雨時を乗り切りたいと考えています。

テレワークに染まってしまった

月曜・火曜と2日続けて外での仕事でした。仕事と言ってもいわゆる「立ち合い」で、作業の進捗を見守るだけだったのですが、自分で身体や頭を動かす方が楽だし時間が経つのも早いですね。ボーッと突っ立っているというのが一番疲れます。土日に連チャンでゴルフだったので、その疲労も残っていたのかもしれません。「平日はノルマ」としていたこのブログの更新もサボってしまいました。

 

コロナウイルス感染が始まるまではこういう仕事が日常であり、いちいち「疲れた」とか思うこともありませんでした。ところが3月以降、自分の部屋で緊張感もなくヌクヌクと仕事をしていたことで、外での作業や集団での業務が何ともストレスに感じるような体質になってしまいました。おまけに、今月になってから暑い日が続き、まもなく梅雨入りもします。うーん、耐えられるかな。

 

基本的には怠惰な人間なんだと思います。一度楽な環境を経験してしまうと、苦しいところには戻りたくありません。50歳を過ぎていてホントによかったと思います。なんだかんだ言って、定年まで10年切ってますので。これが社会人になったばかりだったらと思うとゾッとします。でもよく考えたら、若いときは休みなしで働くのも「当たり前」で仕事内容もそれなりに充実していたような気もします。

 

グチグチ言ってても仕方ないですね。仕事があって決まった給料がもらえるだけ幸せだと言い聞かせて、きょうもパソコンに向かうことにします。

望まれることは幸せか

このブログを始めたきっかけは、去年の今頃にあった「不本意な」人事異動でした。長年勤めた部署から出されて不慣れな仕事に戸惑うばかりの日々に早期退職も真剣に考えたものでした。けれども、そんな勇気も貯金もなく、周囲の反対の声にも押されて、何とか会社に留まっています。

 

あれから一年、今年も僕の会社の人事異動の時期がやってきました。耳に挟んだ情報によると、今年は今の部署に残留。去年の異動直後に人事に強く不満を伝えたのですが、さすがに一年で再び動かすという選択はなかったようです。

 

嘘か本当かわかりませんが、今の部署でも「必要な人材」とされているとのこと。放り出したい人間が居座っていると思われるよりかは幸せなのでしょう。そもそも、優秀な人材ならもっと自分の思う仕事をさせてもらえるはずなので、あれこれ文句を言うのは見当違いなのかもしれません。

 

そんなふうに思い直そうとはしているのですが、一年前に芽生えた会社への不信感はいまだに払拭できず、チャンスがあれば早期退職をと考えている自分もいます。一歩踏み出すために、もう少しいろいろと蓄えておかなければなりません。