60歳で辞める!

50代半ばのサラリーマンが60歳で退職するまでの日々を綴ります。

やっぱりルーティーンは大切

何年か前にラグビーの五郎丸選手のキックに入るまでの独特のルーティーンが話題になりましたが、ラグビーに限らずいろいろなスポーツでルーティーンにこだわる選手が多いようです。古くは阪神タイガースの掛布選手のバッターボックスでの挙動、よくモノマネの対象になりました。ゴルフでもショットに入るまでの素振りの回数やスタンスを取るまでの足の運び方まで細かく決めている選手もいると聞きます。一種のおまじないなのでしょうか、同じ動作で入ることでいつもと同じショットが打てるという自己暗示をかけているのでしょう。

 

最近、このルーティーンがスポーツの場面だけでなく、またもっと時間幅の大きいところでも大切なんじゃないかと思い始めています。歳を取ってから朝起きるのは苦痛ではなく、むしろ目が覚めてしまうようになったのですが、パッと起きて次の動作に移れる日もあれば、ダラダラと二度寝をしてしまう日もあるわけです。この朝の過ごし方で一日の充実度がずいぶんと変わってくるなと気付いたのです。

 

仕事に行く(今はテレワーク)前に、ピアノの練習とパターの練習をこなした日は何となくその後の仕事にも身が入るのです。練習と言っても長くて30分、短ければ5分程度の話です。それでも「きょうはノルマを達成した」と思うと、自分はできる人だと錯覚して仕事に臨む姿勢も前向きになるのです。ひょっとしたら単純に身体や頭を使うことで目が覚めるだけなのかもしれませんが。

 

これにプラスして、「夕食前に筋肉体操をする」というルーティーンも取り入れられれば、このところリバウンド傾向にある体重を減らすことにもつながるかもしれません。さも大発見した気分でいましたが、要は生活習慣を整えることは大事ということに気付いただけでした。ただ、こういう気付きは実感を伴わないとなかなか身につくものではありませんので、自分にとっては大きな変革になるのではと好意的に解釈しています。

マスクは供給過多なのでは?

新型コロナウイルス感染が始まった頃は、ドラッグストアの店頭からマスクが消え、ネットでは高額で取引されるようになりました。ひどいときには50枚入りで5,000円を超えるような売り方もあったのではないでしょうか?その後、中国から大量のマスクが入ってきたことで、街では1箱(50枚入り)2,000円でも売り残るようになるなど、品物がダブついてきている報道を目にするようになりました。それでも、安全安心の日本製のマスクは人気なようで、シャープが作るマスクなどは相変わらず抽選でも入手しにくいそうですが。

 

このように需給バランスによって商品の値段が決まるわけで、マスクの場合は供給が急回復したことで値段が下がりましたが、実は需要も最盛期に比べると落ちているのではないかと睨んでいます。布製マスクの登場のせいです。

 

評判の悪いアベノマスクはさておき、政治家や行政のトップが記者会見する様子などを見ていると、センスのいいデザインだったりワンポイントの絵柄が入った布製のマスクをしていることに気付きます。小池都知事なんかは毎日違うマスクをしてるんじゃないかと思うくらい、テレビで見るたびに違うマスクを使っている印象があります。西村大臣のマチのあるブルーのマスクも当初からおしゃれだなと思っていました。

 

こうした洗って繰り返し使えるマスクをいろんなメーカーが作るようになりました。最近では水着素材を採用したミズノの「マウスカバー」が大人気だと聞きます。そして大本命と言えるユニクロも夏にはエアリズムマスクを販売することになっています。これなら、ゴルフのラウンド中にしていても息苦しくも暑くもなさそうです。

 

単なる消耗品からファッション性や機能性が問われるようになったマスク、1箱なんぼの中国製の需要はますます細くなっていくのではと予想しています。

第2波は来るのか

ひと頃は「ニューヨークのようになる」とも言われていた新型コロナウイルス感染症ですが、ゴールデンウィーク以降の自粛生活の甲斐もあってか、そこまで拡がることもなく収束するかに見えました。ところが緊急事態宣言が解除されてしばらく経ったここ数日、感染者数がまた増え始めたニュースが伝えられ、東京アラートなるものも発表されてしまいました。

 

コロナはなかなか厄介で必ず第2波は来ると言われていましたが、それは再び気温が下がる秋から冬にかけてのことで夏の間はいったん収まるのでは?と勝手に期待をしていました。一般的にはウイルスは高温多湿には弱いとされているはずですが、このコロナウイルスには当てはまらないのかも知れません。

 

実はきょうから、通っていたスポーツクラブに行ってプールで泳ぐのを再開しようと思っているのですが、第2波到来の報道を受けると「ホンマに大丈夫かいな」と不安に感じてしまいます。けれどもコロナを怖がって何もしなければ、いつまで経っても不自由な生活を続けなければなりません。政府や行政が「経済も回す」と舵を切ったように、個人レベルでもリスクを取る決断をしなければなりません。もちろん、できる限り感染しないよう注意はしなければなりませんが、「新しい生活様式」を手探りしながら前に進んで行こうと思います。

再挑戦できる社会に

秘書に暴言を吐いて表舞台から姿を消した元議員の女性が、最近コロナウイルス関連のニュースのコメンテーターとしてテレビに出演するようになりました。穏やかで理路整然とした語り口調からは過去の騒動は想像できないくらいでしたが、週刊誌の記事などを読むと世間からの厳しい目に自殺も考えていたとのこと、嫌でも人生を見つめ直すきっかけになったのでしょう。

 

以前からそうだったのかもしれませんが、有名人のスキャンダルに対して「池に落ちた犬はたたけ」とばかりに罵詈雑言が飛ぶのはSNSが普及してから加速しています。純粋な憤りや正義感もあるのでしょうが、これまで順調だった人の転落を叩くという嫉妬心の裏返しというのもあるのでしょう。

 

公人や有名人が不祥事を起こしたときに、ある程度のバッシングは仕方ないでしょう。しかし、本人が十分に反省をして迷惑をかけられた相手も許した場合に、いつまでも叩き続けるというのは不健全ですよね。どのタイミングが最適かは難しいですが、「ええかげん、許したってえな」と思うことが多いのです。

 

もちろん失墜したイメージを引き摺りつつも元の舞台に帰ってこれるかどうかは、その人の実力次第です。世間から「もう需要はない」と判断されれば、どんなに反省していても二度とスポットライトを浴びることはないでしょう。ただ、失敗から学び再復活を遂げる人の姿を見ることも「世の中、捨てたもんじゃない」と前向きに思える機会になると感じています。

テレワーク継続、働き方は変わるのか?

6月になりましたが、僕の務めている会社では「在宅勤務可能な人間は引き続きテレワーク継続」という対応になっています。そんなこんなで、きょうもオンラインのミーティングも2本入っています。さすがに「全く会社に行かなくていい」ということにはならないでしょうが、これまでのように週5日通勤するというスタイルはコロナウイルス感染症が終息した後も元に戻ることはなく、週2~3日だけ出社する形になるような気がします。

 

そうすると、いろいろなことが変わってきます。電車の定期券は買った方がいいのか、回数券で済ます方がお得なのか、そもそも会社が通勤手当をどう計算するのかという問題もあります。自宅の環境もどこまで整えるのか。パソコンはすでに新調しましたが、机や椅子も長時間の仕事でも疲れないようなもう少し高価なものにした方がいいのかもしれません。

 

生活習慣も再構築しなければなりません。全然外に出ず日光を浴びない生活は不健康ですが、逆に通勤時間がなくなった分をジムでの運動に充てれば体重も減らせるかもしれません。通勤しないなら仕事の服装にお金をかけず、部屋着を充実させた方がいいのかもしれません。

 

ずっぽりと普通のサラリーマンを30年近く続けた僕たちの世代は戸惑いしかないわけですが、この春に社会人になったばかりの新人やこれから就職活動する人にとっては、テレワークが基本となる労働環境も「当たり前」のことになるのでしょう。そんな新世代の人たちに「俺たちの時代は・・・」などと昔話をしてしまいそうですが、そもそも会社で顔を合わさなくなければそんな話をする機会もなくなるのかもしれません。

図書館の使い方

以前もチャレンジしてみましたが、図書館利用は初心者です。ネットで借りたい本を検索し予約できるのは便利ですが、ベストセラーなどは2桁以上の「待ち」になっていて、借りられるのは1年以上先のことになります。古い本はだいたい借りられるのでストレスレスなのですが、そんなに借りたくなるような古い本はないわけで…。

 

そんな中で気付いたのは、実はCDも借りられるということです。図書館だけにクラシック中心かと思いきや、J-POP関連もそれなりに充実しています。こちらも今が旬のアーティストのCDは予約でいっぱいですが、一昔前の作品はすんなり予約できるようです。しかも一度揃えたCDは処分しないでしょうから、古いアルバムのラインナップはTSUTAYA以上かもしれません。ということで、村下孝蔵やら山崎まさよしやら懐かしい歌手のCDを10枚も予約してしまいました。

 

実際に図書館窓口にCDを取りに行くと、大きな落とし穴がありました。うちの市の図書館、一度に借りられるCDは2枚までなのだそうです。本は10冊まで借りられるので、そんな制限があるとは知りませんでした。何度か往復するか、図書館にパソコンを持って行ってリッピングするしかないようです。なんにせよ、体験してみないとわからないということです。こうやって定年後の時間の潰し方を少しずつ学んでいきたいと思います。

やり残していること

自粛生活期間にやろうと思っていて、やり残していることがあります。ベランダの掃除です。ほとんど出ることのなかった自宅2階のベランダですが、雨風にさらされて床面が相当よごれていることに気づきました。家にあったタワシで擦ってみましたが、これがなかなかの苦戦。タワシでゴシゴシやるには面積が大きすぎますし、何より中腰での作業はアラフィフには堪えます。

 

ということで、ホームセンターでデッキブラシは買って、天気のいい日に庭からホースを引っ張ってきて水を流しながら掃除しよう…と思ったのが1か月以上前のこと。デッキブラシは僕の部屋に立て掛けられたまま。天気のいい日はいくらでもありましたが、「いつでもできる」という最強の言い訳のせいで延び延びになっていました。

 

会社にバレることはないでしょうが、さすがに平日のテレワーク中にやるわけにはいかないので、休日にやろうと思ったことも積み残しの原因です。ここに決意を書くことでしっかりとケリをつけたいと思います。ベランダ清掃は今週土曜日、少雨決行です。