60歳で辞める!

50代半ばのサラリーマンが60歳で退職するまでの日々を綴ります。

ひとりカラオケ

半年に1度くらい、無性にカラオケに行きたくなることがあります。これは大勢でカラオケに行ってワイワイやりたいというのではなく、純粋に大声を出したいということなので、独りで完結する、むしろ独りの方が都合がいいのです。

 

ひとりカラオケという言葉が知られるようになって数年は経ちますので、受付で「1人で」と告げるのはそれほど恥ずかしいことでもありません。同好の士の姿を見ることも結構ありますし。

 

ただ、実際に部屋に入って1人で熱唱してると、「俺は何してるんだろう?」と冷めてしまう瞬間はあります。これには2つのパターンがあって、通常の部屋でポツンと佇む自分に気づいた時と、「ヒトカラ」専用部屋でヘッドホン越しの自分の声に興醒めしてしまう時です。どちらも「虚しい」ことには変わりないのですが、微妙に違う…というのは経験者ならわかるでしょう。

 

そんな虚しさを覚悟しながらも、僕はこれからもひとりカラオケに行くでしょう。自分の歌を聴いてもらうという承認欲求は満たせませんが、大熱唱でストレス解消というもっと原始的な欲望は満足させられるのですから。