60歳で辞める!

50代半ばのサラリーマンが60歳で退職するまでの日々を綴ります。

親父に諭される

少し距離のある場所に住んでいる親父が晩飯を食いに来ました。半年に一度くらい、呼ぶと来るので、それなりに楽しみにしてくれてるようです。

 

ビールを飲みながら早期退職のことを話してみると、叱られるという強いものじゃなく「諭される」感じで反対されました。本人の現役時代には定年前に会社を辞めるなんてことは考えたことがなく、周りにもそういう人間はいなかったそうです。

 

時代が違うからなのか、単に考え方が違うからなのかはわかりませんが、僕の早期退職思考は親父には理解してもらえないようです。「生活はどうするんや」と聞かれたので、現在の貯蓄と老後の収入で逃げ切れることを話したのですが、働けるのに辞めるという選択はあり得ないようです。

 

親父はもうすぐ80歳。頭も少しボヤけてきましたし、足腰も弱くなり長くは歩けなくなっています。もっと早く会社を辞めて、自分の好きなことをしたらよかったとは思わない?と水を向けても、「毎日、ゴルフ行くわけにもいかんしな」と返されました。

 

極端な話、何十億円も資産がある家に生まれてきたとしても、働く人は働く、むしろそういう人の方が多数派なわけで、僕のように早いタイミングから老後を自由に過ごしたいというのは、怠け者の戯れ言に過ぎないのです。実際、怠け者ですしね。