60歳で辞める!

50代半ばのサラリーマンが60歳で退職するまでの日々を綴ります。

思っていた以上に多かった出費

老後のためにどのくらいの蓄えが必要かというのは、年金がいくらもらえるかという収入の面と月々の生活費がいくらくらいになるかという支出で決まります。年金に関する記事などでは25万円とか30万円とか書いてありますが、うちの場合はどうなのか、調べてみることにしました。

 

家全体の出費を計算するには嫁さんに家計簿をつけてもらわないといけないわけですが、まずは手始めに自分に関するお金の使い方、平たく言えば「こづかい帳」をつけてみることにしました。iPhoneで探すと無料でもいくつかのアプリが見つかり、その中の一つをダウンロードして今月最初から記録を始めました。

 

用途別に「予算」を記入する欄があったので、個別の数字はさておき、合計の出費額をこんなもんかな?という金額を入れて、日々の出費を入力していきました。今月ももう28日ということでそろそろシメなのですが、想定以上に出費していることに愕然としています。

 

嫁さんとフレンチを食べに行ったり同僚と鴨川の床で宴会したりと、普段はないような大きな出費が重なったのは仕方がないとしても、通勤用にイヤホンを買ったりユニクロで夏服を買ったりと細々した支出、なにより今月だけで4回も行ってるゴルフ代が馬鹿になりません。なんやかんやで「予算」を4万円以上オーバーしてしまいました。

 

週1ゴルフは退職後も楽しみにしている娯楽です。メンバーコースしか行かない、よそは安い平日にラウンドするとしても、そこそこの出費は避けられそうになく、老後の資金計画は練り直しが必要なようです。こんなことはこづかい帳つけなくても、ちょっと考えればわかる話なのですが。

 

これだけ出費が多かったという話を書いているのに、きょうのゴルフの帰りにはゴルフ場で売ってる土産を買って帰ろうと考えていたりします。多少は嫁さんにも気を遣わないといけないので。このままでは早期退職どころか定年後の再雇用も考えないといけなくなるかもしれません。グリーンの上でパットのラインを読む以上に悩みそうです。

生命保険は貯金がわりになるのか

いわゆる「老後2000万円問題」から不信感が広がった年金制度。個人的には、年金制度がそこまで脆弱だとは思っていませんし、逆に安心している訳でもありません。年金をある程度は当てにしつつも、自助努力でいくらかは貯めとかないとなと覚悟しているのです。

 

持ち家があればつつましい生活をすれば年金だけでも何とかやっていけそうですし、そこそこ老後をエンジョイしたいならプラスアルファの蓄えは必要でしょう。そんな当たり前のこと、みんなどうしてわからないんでしょうか。

 

さて2000万円が適当かどうかは別として、年金以外の資金として生命保険会社の商品を購入している人も多いのではないでしょうか?僕も若い頃に会社に出入りしていた「保険のおばさん」に勧められて、死亡保険と個人年金に加入しました。これが今となっては実にラッキーだったのです。

 

時代は1990年代前半、バブルははじけたとはいえ、まだまだ高金利が続いていました。なので、僕が入った個人年金は予定利率が5%を超えるもので、俗に言う「お宝保険」になっています。もちろん、月々の給料から結構な額が天引きされている訳ですが、55歳まで払い続ければ60歳から10年間はそこそこの年金がもらえます。

 

生命保険会社の商品を貯蓄として意識したことはなかったのですが、結果的には給料天引きが貯蓄の近道だったと振り返っています。

人生相談

きょうの朝刊の人生相談のコーナーに「亭主が仕事を辞めたがっているが、その後の生活が不安だ」という主婦の投稿が載っていました。回答者は「生活の不安は理解できるが、まずはご主人の健康が優先」という常識的なアドバイスをしていました。

 

世の中には同じようなことを考える人は多いなと再認識しながら、嫁さんに「けさの人生相談読んだ?」と聞いたら、「私が出したんとちゃうで」と返ってきました。僕のことを相談してるなんてことは全然思っていませんでしたが、『しっかり読んでるやん』とハッとさせられました。

耐える心構え

ブログのタイトル通り、55歳で会社を辞めることを望んでいます。でも、それは「55歳退職なら何とか老後も過ごせる」からで、1日でも早く辞めたいというのが本音です。

 

宝くじでも当たれば退職願を書いて人事部に持っていくだけですが、そんなドラマのような話はないので、何とかあと3年ほどは出勤せねばなりません。理不尽な業務命令やクソみたいな仕事関係の付き合い、逃げ出したくなることばかりですが何とか耐えなければならないのです。

 

そこで、こんな風に考えるようにしました。「きょう1日我慢したら◯万円もらえる」。例えば、年収500万円なら休みを除いた出勤日の250日で割って、2万円。そう、1日耐えれば2万円もらえるんです。それを日々積み重ねて、来るべき日に備えるのです。

サブスクリプションを吟味

最近、よく耳にするサブスクリプション。平たく言えば、定額使い放題といったものでしょうか。コーヒーとかラーメンだとかが話題になっていますが、よくよく考えたら電車の定期券などもその範疇でしょうから、以前からあるビジネスモデルです。

 

早期退職を目指す身にとって、月々の生活費がいくらで収まるかは重要な問題です。このとき、サブスクリプションをどう考えるか。金額が一定なので計算はしやすいものの、利用していなければ無駄な固定費が毎月発生することになります。

 

スマホ代、ケーブルテレビにインターネット、楽天マガジンにアマゾンプライム代わりのゴールドカード等々、結構な数があり、取捨選択を吟味する必要がありそうです。

 

そんな中、一つうまくやってると思っているのが、スポーツジムです。会員になれば、月額1万数千円の会費が発生しますが、会社の福利厚生プログラムで月4回までは数百円で利用できるので、「都度利用」させてもらってます。もちろん会員になれば、毎日でも通える訳ですが、週に一度行くくらいが現実的ですから、今の利用の仕方がベストなのです。

 

残念なのは、これが会社の福利厚生によるというところ。早期退職してしまうと使えないのです。その時は会員になりましょうかね。それこそ、毎日が暇ですから。

3か月頑張れれば

昔の職場のメンバーと食事をしました。仕事も人間関係もうまくいっていた頃の仲間たちです。ひとしきり思い出話に花を咲かせた後、苦しい職場に異動した自分の現状や早期退職希望の話をすると、「3か月頑張れれば、乗り切れますよ」と励まされました。

 

ほぼ一回り年下で専業主婦になっていた彼女、4月から正社員として働き出して、最初は「こんなの無理!」と思っていたのに、3か月が経過した最近では「何とかやっていけるかも?」と心境に変化が出てきたそうです。

 

そうか、3か月か。僕もそっちに気持ちが触れたらいいなと思いながら、3か月先のことなんて考える余裕がない今を憂いています。それにしても日本人は3という数字が好きですね。3年目の浮気、3人寄れば文殊の知恵、日本3大なんとか・・・。異動して3か月になる9月中旬にこの書き込みをどんな思いで読み返すのか。うーん、やっぱり想像できません。

コスパの悪いデザート食べ放題

吉川カントリー倶楽部という結構評判のいいゴルフ場があります。僕はラウンドしたことがないのですが、俄然興味がわくニュースを知りました。このコースは現在、東急不動産が運営しているのですが、今年10月にシャトレーゼHDに売却されることになったそうなのです。

 

甘党ならご存知でしょうが、シャトレーゼはリーズナブルなスイーツを販売する食品メーカーで、全国にショップ展開しています。あわせてホテルやワイナリーの運営にも取り組んでいて、ゴルフ場も所有しているのです。シャトレーゼのゴルフ場のレストランでは、自社製品のスイーツが食べ放題だそうで、それ目当てで一度行ってみたかったのですが、北海道や東日本が中心で僕の住む関西にはなかったので、実現できずにいたのです。

 

吉川カントリー倶楽部、いくらくらいで会員募集があるんでしょうか?現在は名義書換え停止になっていますが、メンバーになるにはどうやら400万円程度のお金が必要なようです。デザート食べ放題にしては、ちょっとコスパが悪過ぎるようです。ビジターでお邪魔できれば十分かなという気がしてきました。