60歳で辞める!

50代半ばのサラリーマンが60歳で退職するまでの日々を綴ります。

壊れた読書の習慣

どちらかというと本はよく読む方でした。子どものときもジャンプやマガジンなどの漫画雑誌よりも、星新一ショートショートを文庫本で読むことが好きでした。

 

社会人になって、本を読むことがグッと減りました。特に若いうちは何だかそんな気になりませんでした。心に余裕がなかったからでしょうか?

 

仕事の量も減り時間もできた今こそ読書のチャンスな訳ですが、不思議と表紙を開く気になりません。本は結構買ってるんです。直木賞を取った直後に「蜜蜂と遠雷」を買ったり、岡本綾子や倉本昌弘、中部銀次郎のゴルフレッスン本もAmazonからずいぶん送られてきました。本棚に並べたままになっていますが…。

 

悪いのはスマホです。電車の中でもベッドの中でも、本を手に取る前に液晶をタッチする癖がついてしまっています。本に書いてあることは「過去」であり、スマホの情報は「現在」であることも、僕の関心がそっちに持っていかれる理由です。

 

でも、良い本に出会ったときの読後感は捨てがたいものがあります。ネットにも良記事はありますが、「幸せ」さえ覚える読書の後の気分には敵わないと思います。いっそノルマを設定してでも読書の習慣を取り戻すか、早期退職したときの楽しみに取っておくのか、思案中です。