中止か無観客か
新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツや芸能の世界で「興行」ができない事態が続いています。中止してしまうのが一番話が早い訳ですが、それでメシを食っている人もいるので、そんな単純な話にはなりません。
延期といっても、いつまで延期すれば安心かなんて誰にもわかりませんし、代替の日程で会場やスタッフが押さえられるとも限りません。そこで出てきたのが「無観客」という選択です。
テレビ中継があれば、多くの人に観てもらうことができますし、独自のネット中継でもある程度のカバーはできます。スポーツでは大相撲や競馬は無観客での実施に踏み切り、野球やサッカーは延期を選びました。
この差はスポーツの内容にもよるんでしょうが、やはり経済的な側面が大きいかと思います。競馬は競馬場や場外馬券売場が開いてなくても、ネット投票で7〜8割の売り上げが確保できるそうです。一方、野球などは観客から入場料をもらわないことには売り上げになりません。いっそ野球も賭け事に…というのは冗談ですが、高額の年俸なんかはどうなるんでしょうかねえ。