ホープフルステークス
早起きして朝刊を広げて、あれっ?と声が出てしまいました。「きょうも競馬あるんだ」と。
この前の日曜日、圧倒的な人気を集めたアーモンドアイという牝馬が有馬記念で惨敗し、やっぱり競馬はわからないなと思ったのですが、これで今年の中央競馬が終わったわけではなかったのです。
ネットで調べてみると、ホープフルステークスは以前のラジオ短波杯というレースで、2017年からG1に格上げになったようです。そう言えば、そんなレースができてたなと思い出したのですが、やっぱりしっくりきません。
「有馬記念で一年が終わる」というのが、かつての競馬ファンの常識でした。レコード大賞よりも紅白歌合戦よりも除夜の鐘よりも、有馬記念は「年末感」が大きなイベントでした。それが、あと1つG1が残ってるなんて…
JRAにしてみれば、G1は売り上げが大きくなりますし、年末年始休みに入ってレジャーに飢えてる客を呼び込むのに、ホープフルステークスの新設はぴったりだったのでしょう。競馬ファンの中にも「もうひと勝負したい」「おかわり!」という人もいるでしょう。でも、長年の風物詩を意味合いを変えてしまう番組改編って、どうなんでしょうか。
ちょっとした抗議の意味を込めて、このレースの馬券は買わないことにします。