60歳で辞める!

50代半ばのサラリーマンが60歳で退職するまでの日々を綴ります。

74歳からの叱咤激励

僕が人事異動で腐っているというのを聞いて、大学院の時の指導教授が食事に誘ってくれました。大学院といっても社会人向けの大学院だったので、がっつり研究とかそんな大袈裟なものではありませんでしたが、それでもそれなりに勉強はして修士論文も書きました。

 

教授とは仕事の上でも接点があり、僕が20代の頃からかれこれ四半世紀の付き合いがあるのですが、大学院を出てからも年に1度くらいは晩ご飯をご馳走になっています。

 

当時はバリバリの研究者だった先生も74歳。数年前に大学を定年退官し、今は非常勤講師として週に何度か授業をしているそうです。さすがに後期高齢者となる来年には「完全リタイア」するそうですが、この歳になるまで仕事を辞めたいと思ったことはなかったそうです。

 

「君はまだまだ若いから、これからも明るく前進して下さい」。帰り際にこんな激励をもらうと、実は55歳で早期退職を考えているなんてことは言えるわけがありません。74歳の恩師の言葉が心に沁みた夜でした。