60歳で辞める!

50代半ばのサラリーマンが60歳で退職するまでの日々を綴ります。

老いの自覚

50歳を過ぎたというのに、自分がオッサンになったなあと感じることはそれほどありませんでした。確かに夜更かしは堪えるし、筋肉痛も3日ほど遅れてやってきますが、それは40歳くらいには始まっていたことなので、今さらという感じなのです。ゴルフの飛距離もそれほど落ちたということもなく、何とかキープできているつもりだったのです。

 

オヤジになったなと思うようになったのは、体力というよりは精神的な部分です。世間で面白いとされていることにちっとも興味がわかなくなったのです。ヒカキンに代表されるユーチューバー、何が面白いのかよくわかりません。YouTube自体はよく見るのですが、その多くはテレビの過去素材、やっぱり僕にとってはテレビこそが娯楽の王道なのです。今でこそコンプライアンスでがんじがらめになった放送業界ですが、昭和のテレビ番組は視聴者の想像を超える笑いが満載でした。

 

いつ頃から若い人の笑いについていけなくなったのか考えてみたら、「バズる」という言葉が使われ出した頃からだと気付きました。旬のエンタメにバズらなくなった僕の感覚、やっぱり現役ではないことを自覚せねばならないようです。

数年なかった「雨のゴルフ」

近畿地方が梅雨入りしました。この前の土日に連チャンでゴルフに行っててよかったと思いつつも、これからは雨のゴルフになるなと憂鬱な気分になったりします。

 

会員権を購入してからは、そのコースはいつでも行けるしキャンセル料もかからないということで、ラウンド当日に雨が降っていたらフロントに電話して「すいません、きょうはキャンセルで」で済ませていました。なので、ラウンド中の天気急変以外は雨の中でプレーすることはなくなっていたのでした。ところが、メンバーになっているゴルフ場で入会している親睦団体の幹事にこの春からなったため、雨でもゴルフ場に出向いて月例のコンペの仕切りをしないといけないのです。結果的にメンバーが集まらず流れることがほとんどですが…

 

思えば、年に1~2回しかゴルフをしなかった頃はキャンセルなんてありえない行為でした。「雨か、残念だな」と言いながらもカッパを来て緩まないようにグリップを握りしめるのでした。視力矯正のレーシック手術を受けたのも、この雨ゴルフでメガネに水滴が付くのが嫌だったというのもあります。そんな経緯を思い出しつつ、「雨のゴルフもまた愉し」と気分を変えて梅雨時を乗り切りたいと考えています。

テレワークに染まってしまった

月曜・火曜と2日続けて外での仕事でした。仕事と言ってもいわゆる「立ち合い」で、作業の進捗を見守るだけだったのですが、自分で身体や頭を動かす方が楽だし時間が経つのも早いですね。ボーッと突っ立っているというのが一番疲れます。土日に連チャンでゴルフだったので、その疲労も残っていたのかもしれません。「平日はノルマ」としていたこのブログの更新もサボってしまいました。

 

コロナウイルス感染が始まるまではこういう仕事が日常であり、いちいち「疲れた」とか思うこともありませんでした。ところが3月以降、自分の部屋で緊張感もなくヌクヌクと仕事をしていたことで、外での作業や集団での業務が何ともストレスに感じるような体質になってしまいました。おまけに、今月になってから暑い日が続き、まもなく梅雨入りもします。うーん、耐えられるかな。

 

基本的には怠惰な人間なんだと思います。一度楽な環境を経験してしまうと、苦しいところには戻りたくありません。50歳を過ぎていてホントによかったと思います。なんだかんだ言って、定年まで10年切ってますので。これが社会人になったばかりだったらと思うとゾッとします。でもよく考えたら、若いときは休みなしで働くのも「当たり前」で仕事内容もそれなりに充実していたような気もします。

 

グチグチ言ってても仕方ないですね。仕事があって決まった給料がもらえるだけ幸せだと言い聞かせて、きょうもパソコンに向かうことにします。

やっぱりルーティーンは大切

何年か前にラグビーの五郎丸選手のキックに入るまでの独特のルーティーンが話題になりましたが、ラグビーに限らずいろいろなスポーツでルーティーンにこだわる選手が多いようです。古くは阪神タイガースの掛布選手のバッターボックスでの挙動、よくモノマネの対象になりました。ゴルフでもショットに入るまでの素振りの回数やスタンスを取るまでの足の運び方まで細かく決めている選手もいると聞きます。一種のおまじないなのでしょうか、同じ動作で入ることでいつもと同じショットが打てるという自己暗示をかけているのでしょう。

 

最近、このルーティーンがスポーツの場面だけでなく、またもっと時間幅の大きいところでも大切なんじゃないかと思い始めています。歳を取ってから朝起きるのは苦痛ではなく、むしろ目が覚めてしまうようになったのですが、パッと起きて次の動作に移れる日もあれば、ダラダラと二度寝をしてしまう日もあるわけです。この朝の過ごし方で一日の充実度がずいぶんと変わってくるなと気付いたのです。

 

仕事に行く(今はテレワーク)前に、ピアノの練習とパターの練習をこなした日は何となくその後の仕事にも身が入るのです。練習と言っても長くて30分、短ければ5分程度の話です。それでも「きょうはノルマを達成した」と思うと、自分はできる人だと錯覚して仕事に臨む姿勢も前向きになるのです。ひょっとしたら単純に身体や頭を使うことで目が覚めるだけなのかもしれませんが。

 

これにプラスして、「夕食前に筋肉体操をする」というルーティーンも取り入れられれば、このところリバウンド傾向にある体重を減らすことにもつながるかもしれません。さも大発見した気分でいましたが、要は生活習慣を整えることは大事ということに気付いただけでした。ただ、こういう気付きは実感を伴わないとなかなか身につくものではありませんので、自分にとっては大きな変革になるのではと好意的に解釈しています。

マスクは供給過多なのでは?

新型コロナウイルス感染が始まった頃は、ドラッグストアの店頭からマスクが消え、ネットでは高額で取引されるようになりました。ひどいときには50枚入りで5,000円を超えるような売り方もあったのではないでしょうか?その後、中国から大量のマスクが入ってきたことで、街では1箱(50枚入り)2,000円でも売り残るようになるなど、品物がダブついてきている報道を目にするようになりました。それでも、安全安心の日本製のマスクは人気なようで、シャープが作るマスクなどは相変わらず抽選でも入手しにくいそうですが。

 

このように需給バランスによって商品の値段が決まるわけで、マスクの場合は供給が急回復したことで値段が下がりましたが、実は需要も最盛期に比べると落ちているのではないかと睨んでいます。布製マスクの登場のせいです。

 

評判の悪いアベノマスクはさておき、政治家や行政のトップが記者会見する様子などを見ていると、センスのいいデザインだったりワンポイントの絵柄が入った布製のマスクをしていることに気付きます。小池都知事なんかは毎日違うマスクをしてるんじゃないかと思うくらい、テレビで見るたびに違うマスクを使っている印象があります。西村大臣のマチのあるブルーのマスクも当初からおしゃれだなと思っていました。

 

こうした洗って繰り返し使えるマスクをいろんなメーカーが作るようになりました。最近では水着素材を採用したミズノの「マウスカバー」が大人気だと聞きます。そして大本命と言えるユニクロも夏にはエアリズムマスクを販売することになっています。これなら、ゴルフのラウンド中にしていても息苦しくも暑くもなさそうです。

 

単なる消耗品からファッション性や機能性が問われるようになったマスク、1箱なんぼの中国製の需要はますます細くなっていくのではと予想しています。

無駄になりそうな服

この時期、もう上着は必要ありませんが、仕事がらみでちょっと小ましな格好をしないといけないとき用に、と薄手のジャケットを買いました。それほど高いモノではありませんが、通販で買って配送されてきたときにふと思ったのが、「今シーズン、この服着るかな?」でした。

 

3月からテレワークでずっと家にいます。仕事で人と会うこともなく、ゴルフ場でもロッカールームを使わずに済むようにラウンド時の服装で来ることが勧められています。そうなんです、ジャケットなんて羽織る機会がないのです。

 

コロナ感染拡大で飲食店や観光業などにしわ寄せがきていることはわかっていましたが、アパレルに影響があるのはピンときていませんでした。

 

きょうは久しぶりに外で人と会う仕事なので、そのジャケットを着て家を出ました。正直、少し暑いのですが、お洒落は我慢の上に成り立つので仕方ないのです。みんなが「この服を着て外を歩きたい!」と思える日が早く帰ってくることを祈るばかりです。

高速代もコロナ価格

首都圏と北海道を除いて緊急事態宣言が解除されたことで、徐々に人の動きが活発になりつつあるようです。テレビのニュースなどでも繁華街や行楽地に人手が戻ってきている様子が伝えられてますし、実際に外に出てみるとこれまでよりも出歩いている人の数が多くなっていることを実感します。

 

知事の権限で出される休業要請も緩和されつつある中、県外への移動は引き続きの自粛が求められています。このため高速道路の休日ETC割引も今月末まで適用外とされています。僕のゴルフのホームコースへは完全下道でも行けないことはないのですが、500円ほどの短い区間ですが高速に乗るとかなりの時間短縮になるので、ついつい利用してしまいます。昨日のラウンドも朝は時間に余裕があったので下道で向かいましたが、帰りは普段の日曜日は360円で済むところを520円払って高速に乗りました。「高速代が高いから出かけるのやめよう」の効果はあるんでしょうかね?案外、そんなことも知らずに遠出して、後から気付いて「しまった!」と思う人が多いような気もします。