50歳を過ぎての友人
50も過ぎると、仕事以外で新たな知り合いなどが増える機会はほとんどなく、ましてや友だちや仲間と呼べる人と出会うことは本当に難しい話です。それを可能にしてくれるのはゴルフです。
球聖と言われたボビー・ジョーンズの言葉に「
人生の価値はどれほどの財産を得たかではない。」があります。大袈裟に聞こえますが、この歳になると「それもそうだな」と思うようになりました。
昨日のラウンドでも、僕たちの組に1人で入って来られた60代後半くらいの男性がいて、事情を聞いてみると、「ここと、もう一つ別のゴルフ場のメンバーになっているが、どちらもゴルフ仲間が引退したり亡くなったりで一緒にまわる人がいなくなった」のだそうでした。こちらのゴルフ場は1人でエントリーしてもメンバーさんに温かく受け入れてもらえるのでありがたいとも話していました。
僕は40代半ばから本格的にゴルフを始めましたが、おかげさまでホームコースには多くの知り合いがいますし、ゴルフ以外でも食事も一緒にする仲間もできました。中学の同級生との下手くそゴルフ会も続いています。「退職後の時間の使い方」という点では、早期退職しても楽しく暮らせる準備ができているわけです。
スマホで頻繁に使うアプリ
スマホでよく使うアプリというと、メールやSNSなどのコミュニケーションツール、それにウェブブラウザでしょう。そんな中、僕が他人よりよく使うのは「お天気アプリ」です。
平日は傘を持って行くかの判断に利用しますが、何より大事なのは土日の天候。そうです、いい天気でゴルフができるかどうかです。
基本的にはウェザーニューズのアプリで天気予報を確認します。これが降水確率0%で何の心配もないのならそれで終わりなのですが、怪しいときには「ハレックス」「ゴル天」といったいった天気予報ページをブラウザで見に行くことになります。しかも、月曜日から週末まで1日に何度も。
実際、日が近づくにつれ予報が変わることもありますが、どこかで「大丈夫、何とか降られずにすみますよ」という安心を与えて欲しくて探し回っている自分も感じています。その感じはほとんど占いで、自分に都合のいい予報だけを信じるようにしています。
さて、日曜日の天気予報は結構厳しいものになっていますが、晴れ男パワーでひっくり返すことができるかどうか。当日朝まで、何度も複数のサイトをチェックすることになりそうです。
スーツが要らない幸せ、または不幸せ
クローゼットの中のユニクロ率が高いという話をこの前に書きましたが、さらに衣料費にお金をかけずに済んでいるのはスーツとネクタイがほとんど要らないという仕事環境にあります。
大阪梅田でサラリーマンをしていますが、ちょっと特殊な業種のためカジュアルな服装での勤務が許されています。なので平日も土日も区別なく、それこそ全身ユニクロで出勤することもザラなのです。
大切な取引相手と会うときなどはさすがにスーツを着ますが、年に10日あるかないか程度です。ですから夏用に1着冬用に1着で用が足りて、新しいスーツを買うことがほとんどないのです。このことが僕のファッション感度を下げた(あるいは上がらなかった)原因といってもいいでしょう。
今さらオシャレに目覚めて何十万円もするスーツを買うことはありませんし、買っても着るチャンスはほとんどありません。たぶん定年後の再雇用には応募しないでしょうし、下手したら早期退職まで考えているのですから、これからも縁がないようです。ひょっとしたら、僕が一番フォーマルな服装をするのは、ちょい高級なゴルフ場でラウンドするときかもしれません。
体験レッスンに行ってきました
「趣味は?」と聞かれると、「ゴルフとサウナです」と答えています。前者は立派な趣味ですが、ひとりでは成立しにくく天候に左右されるという弱点もあります。また、歳を取ったら続けられなくなるかもしれないという恐れもあります。後者は趣味というより嗜好と言った方が正しいでしょうか。最近のサウナブームに乗っかったと思われるのもシャクに触ります。
ということで、新たな趣味探しをしようとピアノ教室の体験レッスンに行ってきました。幼稚園の頃に習って挫折、社会人になってからも一度通ったのですがこれも続かずで、三度目の正直になります。
今回、少し心持ちが違うのは習得したいスキルです。講師の女性に「どんな曲が弾きたいのですか?」と聞かれ、「歌謡曲の伴奏ができれば」と話しました。そうなんです、ピアノ弾き語りがしたいのです。
たぶん、ピアノソロを弾くのとピアノ伴奏をするのとでは、アプローチが違うでしょう。実際、体験レッスンでもコード進行についての説明が中心になりました。それなりに難しい内容でしたが、「子ども扱い」されなかったことでかえって好感を持ちました。
そんなことで、来月から「ピアノレッスン」が日々のスケジュールに加わることになりました。教室でのレッスンだけでなく、どれだけ家でも鍵盤に触るかが継続のカギでしょうね。来年の今頃、趣味は?と聞かれて「ゴルフとピアノを少々」と言える自分になりたいです。
ユニクロの功罪
僕のクローゼットに占めるユニクロ率はとても高くなっています。リーズナブルな価格でそこそこの品質なので、とても使い勝手のいいブランドです。年末年始のセールでも半額になっていたカシミアのセーターを買いました。
でも、何だか満たされないのです。ユニクロで服を買うのは、生活必需品を購入することであり、オシャレや贅沢をする行為ではないからです。本来、ファッションを楽しんでもいいはずのゴルフウエアでさえ、気が付けば全身ユニクロという日もあります。
ヒートテックに代表されるインナーはまあいいでしょう。でも、他人の目に触れるアウターくらいはユニクロから離れた方がいいのかも?という気持ちになっています。誰も50過ぎのオヤジの着てる服なんか気にしないでしょうが、そこを開き直ってしまえば「終わり」なんじゃないかと思うのです。
ということで、年明けから「非ユニクロ」でジャケットやらキャップやらを買い始めています。良いものというか、自分のこだわったものを長く身につけることで、コスパは改善すると信じています。