60歳で辞める!

50代半ばのサラリーマンが60歳で退職するまでの日々を綴ります。

なぜか卓上カレンダー

年末にカレンダーを配る文化、以前と比べると衰退しましたが、それでも多くの企業やお店がオリジナルを作ったり、既製のものにロゴだけ入れたりして配布しています。

 

もらって困るのが、卓上カレンダーです。昔は予定を書き込んだりして重宝したもんですが、最近はGoogleカレンダーがメインですので、ふだんはiPhoneが手帳代わり、仕事中はパソコンのブラウザでカレンダーに予定を書き込んでいます。

 

ということで卓上カレンダーは不要なはずなのですが、なぜか今年は会社のデスクの上に卓上カレンダーを置いています。というのは、応援している女子プロゴルファーのオリジナルカレンダーのプレゼント企画に当たったからです。しかも直筆のメッセージ付きでした。

 

何より感激したのは、宛名書きの字がそのメッセージと同じだったことです。そう、プロ自らが当選者の住所と名前を書いて郵送してくれたのです。

 

ツアーを何勝もしているベテランですが、このところは若手の台頭もあって活躍できずにいます。素晴らしい人柄を知ったことで、応援したい気持ちが倍増しました。今年は機会を作って、試合の応援に行ってみたいと思っています。

25年前の朝のこと

わざわざ東遊園地にまで足を運ぼうとは思いませんが、やっぱり1月17日には地震のことを思い出し、テレビの中継や特集には見入ってしまいます。

 

25年前は西宮に住んでいました。どうしても仕事で神戸に駆けつけなければいけなかったので、自分の車で道無き道を走って三宮にたどり着いたことを覚えています。まだ朝早く人々が動き出してなかったので、昼前には着きました。

 

その前後の記憶はほとんどありません。たぶん、興奮状態のまま働き続けたんでしょう。ひとつだけ覚えているのは、「しばらく家に帰れない」ということばかり心の中を占めて、歯ブラシを持って出たことです。ほかにも着替えとか食料とか要りそうなものはあるのに、なぜか歯ブラシ。パニック状態だったんでしょうね。

 

25年経って、神戸の街には地震の痕跡はほとんどありません。それがいいことなのか、悪いことなのかはわかりませんが、1月17日という日付は、僕にとっては死ぬまで意味のあるものになると思います。

筋肉体操の効果は?

「あと5キロ痩せたい」と年末に会ったアスリート系の友人に話したところ、「筋肉をつけて基礎代謝を上げないといけない」と筋トレを勧められました。そしてNHKで放送していた「筋肉体操」の動画が上がったYouTubeのURLを送ってくれました。

 

ということで、年明けの仕事始めの日から「筋トレ」をやっています。筋トレといってもそんなに大袈裟なものではなく、リビングで筋肉体操の動画を見ながら5分程度、身体を動かすだけです。

 

それでも毎日、「自分に甘えない!」という掛け声に励まされながら続けていると、筋肉痛にもなっていますから、それなりに筋肉量はアップしているのかもしれません。

 

武田真治にはなれないでしょうけれど、当初の目的の5キロ減量に向けて、サボらず続けたいと思います。

ゴルフ仲間のこと

ゴルフ仲間を得ることはどんな財産を築くよりも大切なことだというのを書きましたが、中でも「気の合う」仲間は貴重な存在です。

 

気の合うというよりも性格が似ているといった方が正確かもしれませんが、ホームコースでよくご一緒するHさんという人がいます。会社も完全定年していて時間もあるので、予約やメンバーのセッティングなどを一手に引き受けてくれています。

 

自分と相性がいいのは、早め早めに予定を決めてマメにメールで連絡をくれることです。こちらもなるべく早いレスポンスを心がけているので、お互いに気持ちの良いやり取りができています。ラウンド日が近づくにつれチェックする天気予報サイトも同じだったりして、つくづく似たタイプだなあと思うのです。

 

こういう自分に近い人には、定年再雇用の話や完全定年後の時間の使い方、さらには嫁さんとの向き合い方まで、いろんな話が参考になります。ゴルフ仲間は単に一緒に遊ぶ人というのではなく、人生の先達として欠かせない存在なのです。

50歳を過ぎての友人

50も過ぎると、仕事以外で新たな知り合いなどが増える機会はほとんどなく、ましてや友だちや仲間と呼べる人と出会うことは本当に難しい話です。それを可能にしてくれるのはゴルフです。

 

球聖と言われたボビー・ジョーンズの言葉に「

人生の価値はどれほどの財産を得たかではない。」があります。大袈裟に聞こえますが、この歳になると「それもそうだな」と思うようになりました。

 

昨日のラウンドでも、僕たちの組に1人で入って来られた60代後半くらいの男性がいて、事情を聞いてみると、「ここと、もう一つ別のゴルフ場のメンバーになっているが、どちらもゴルフ仲間が引退したり亡くなったりで一緒にまわる人がいなくなった」のだそうでした。こちらのゴルフ場は1人でエントリーしてもメンバーさんに温かく受け入れてもらえるのでありがたいとも話していました。

 

僕は40代半ばから本格的にゴルフを始めましたが、おかげさまでホームコースには多くの知り合いがいますし、ゴルフ以外でも食事も一緒にする仲間もできました。中学の同級生との下手くそゴルフ会も続いています。「退職後の時間の使い方」という点では、早期退職しても楽しく暮らせる準備ができているわけです。

成人の日の思い出

僕が成人式に参加したのは30うん年前も昔のこと。当時はハッピーマンデーなんて仕組みはなく、成人の日は1月15日固定でした。

 

思い出というほどの強烈なエピソードはなく、断片的な記憶が残っているだけです。中学の同級生7〜8人とつるんで市民会館に行ったこと、慣れないスーツで行動するのが面倒だったこと、式終わりで繰り出した神戸三宮はどこもかしこも混雑していてなかなか昼飯を食えなかったこと。

 

肝心の成人式の中身はほとんど覚えていませんが、唯一記憶にあるのはゲストの挨拶です。中堅のお笑い芸人が新成人へのエールを贈るといった趣旨だったはずですが、「トップを目指すな、二番手こそキープすべきポジションだ」といった話でした。

 

夢も希望もあった20歳の自分は「このオッサン、なんて小さいこと言うとるねん」と思ったものですが、この歳になるとそういう処世術もありなのかという理解もできるようになりました。芸能界という厳しい世界で生きる、彼なりの誠実なメッセージだったのでしょう。

 

あれから四半世紀以上経った今、「二番手なんて」と思った青年は、三番手にも四番手にもなれない冴えないサラリーマンと成り下がったのでした。

野球部仲間

中学の同級生で野球部仲間だった連中と年に3度くらいゴルフをします。

 

みんな50を過ぎてポンコツになりましたが。関係性の変わらない貴重な存在です。当時の運動部と言えば、水が飲めなかったり、先輩からケツバットされたりと、辛い経験も多かったのですが、今ではそれも懐かしい思い出、記憶は美化されるんですね。きょうも中学生得同レベルのくだらない冗談やら猥談やらの中、楽しい時間を過ごすことができました。

 

40年近く前、オヤジになったこいつらとバットをクラブに持ち替えて遊ぶようになることなど、全く想像できませんでした。いい歳の取り方をしてるんだと、肯定的に考えることにしときましょう。